D&Iアワードとは?

D&Iアワード(正式名称:D&I AWARD)は、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)に取り組む企業を評価する日本唯一かつ日本最大級の認定表彰制度です。

設立から3年で、累計約1370社の企業が参加しています(重複含む)。

D&Iを基準とした評価指標を用いて、企業のD&Iの取組み(ジェンダー、LGBTQ+、障害、多文化共生、育児介護と仕事の両立など)を採点・評価し、企業・団体の取組み事例を発信することを通じて、「D&Iがあたりまえの社会」の実現に向けて、日本社会でD&Iのムーブメントを起こしていきます。

D&Iアワードが実現したいこと

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近年「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)」が注目されるようになっています。

しかし、「D&Iが当たり前の社会」にはなっていないでしょう。

それは、サービスや商品は社会的マイノリティを前提としていなかったり、オフィスビルや公共施設のバリアフリーは普及していなかったり、職場や働き方は男性中心的な長時間労働だったり。。。

D&Iアワードでは、社会で大きな影響力をもつステークホルダーの一つである企業に焦点を当て、企業のD&Iを促進することを目指します。「D&Iが当たり前の社会」とは、D&Iの視点が、企業の経営会議での意思決定、プロダクト開発・提供、働き方、顧客とのコミュニケーションなどのあらゆるプロセスで組み込まれている状態を指します。

D&Iアワードには、上記のビジョンを支える3つの目的があります。

(1) D&Iを実践する企業の後押し

すでにD&Iに取り組む企業・団体のみならず、今D&Iの一歩を踏み出した企業も含めて評価し、可視化していくこと、そして先進事例を発信することで、D&Iに取り組む企業が新たな知見・情報と出会い、モチベーション高くD&Iに取り組め続けられるようにする。

(2) D&Iのあり方をアップデート

これまでのD&Iでは、「女性活躍」「障害者インクルージョン」など、個々の課題・テーマに分けられてきた。しかし、それでは、女性かつ人種的マイノリティの方、障害があるトランスジェンダーの方など、重なるアイデンティティの要素とそれによって直面する社会的障壁や経験を捉えることができない。そこで、インターセクショナルな視点を後押しするため、本アワードでは、5つのテーマ(ジェンダー、LGBTQ+、障害、多文化共生、育児介護と仕事の両立)という多角的にD&Iを捉えて評価している。D&Iアワードを通じて、D&Iの社会的な基準や認識をより多角的なものにアップデートしていきたい。

(3) D&Iの担い手を拡大

これまでのD&I推進は、「グローバルファームがやること」「大企業がやること」というイメージが強かった。しかし、日本にある企業の99.3%を中小企業が占めると言われており、大企業だけでなく、中小企業にもD&Iの裾野を広げていかなければ、「D&Iが当たり前の社会」は実現できないだろう。そこでD&Iアワードでは、多様な企業のD&Iの取組みを評価・可視化するため、大企業だけでなく、スタートアップ、中小企業などの部門を設けて認定・授賞している。

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